ノート編 レビュー 環境改善計画

新しいクアデルノを買ってみた。電子ペーパー編その2

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電子ペーパー機器の更新記事を作成している途中で新クアデルノの発表がありました。電子ペーパーの機器については仕様変更に関して更新するトリガーが難しいのですが、相変わらずSupernoteかQuadernoか迷っていますので、迷いを消すために新モデルを買ってみました。

1.はじめに

ここで改めて確認になりますが、私が電子ペーパー機器を使う理由は、”紙のノートの管理の煩わしさを減らす”ためです。その他、軽量であることなどの理由によって、タブレットではなく電子ペーパーとしています。

2.期待すること

新モデルでは以下の点について特に期待しています。

  • 充電不要のペン
  • USB-Cコネクタの採用
充電不要のペン

新モデルからペンが充電不要になるようです(なっています)。Supernoteもペンの充電は不要ですので、仕様としてはこれで横並びになります。ペンの充電時間はそれほど長くありませんが、充電する機器が減ることは非常にありがたいです。ただし、ペン先については依然として消耗品で交換が必要です。この点については依然としてSupernoteの方が有利だと感じます。

USB type Cコネクタの採用

スマートフォン含め、現在使用している機器の多くがUSB-Cコネクタになっていますので、この仕様変更は非常に助かります。持ち運ぶケーブルを減らすことができます。別途触れたいと思いますが、会社から支給されている携帯電話が、このたびスマートフォン(iPhone)に変わりましたので、出張時にはLightningケーブルを追加で持ち運ぶ必要が出てきました。

旧モデルではSupernoteに対して手間となっていた部分が改善されておりこれまで以上に悩みが大きくなりました。

3.新モデルについて

本体外観や梱包は以下の通りです。

本内とペン
本体とペンをカバーへ取り付けた状態

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ここで一旦仕様について以下の通りまとめてみました。できるものはメーカーHPではなく、実測した数値を記載しています。

 クアデルノSupernote新クアデルノ
画面サイズ(インチ)10.310.310.3
本体重さ(g)247375257
ペン重さ(g)16.5257
全体重さ (g)264399264
カバー含む重さ (g)未測定564389
ペン充電要否必要
USB形状マイクロUSB B端子USB type CUSB type C
コネクタ位置
その他ペン先交換必要
専用ソフト必要
オートスリープ
(カバー開閉)
ペン先交換必要
専用ソフト必要

新モデルは本体の重さが重くなっていますが、ペンが軽くなった分だけ全体としての重さは同じになっているという状況です。

旧モデルは”キングジム バッグインバッグ フラッティ”に入れて持ち運んでいました。メーカーHPによると重量約165gとのことで、トータル重量約429gとなります。これでも十分軽量です。

4.仕様について

3者について比較していきたいと思います。今回はハード面について主に比較したいと思います。

重さ

クアデルノの方が軽量です。さらに新モデルについては、カバー装着状態でSupernoteの本体+ペンの重量よりも軽いです。現場へ持ち運ぶことなど考えるとカバー付きでこの重さは非常にメリットとなります。

ケース付きの389gとケース無しの264gですが、体感ではそれほど大きな差は感じません。新モデルのケース付きで400g以下は実際の運用面では非常にありがたいです。

ペン充電要否

ペンの充電が不要な点については運用上非常にありがたいです。本体とペンの充電周期が異なるので、バッテリーの残量を気にしなくて良いのは好ましいです。最悪の場合を想定してケーブルが2本必要でした。

Supernoteはさらにペン先の交換も不要となります。以下の記事で、ペン先の消耗度合による文字の形状に違いはありませんでしたので、読みにくくなったりすることはありませんが、接触して書いている以上、先端摩耗による感覚が変わっていく点で気持ち悪さが若干残ります。その点、ペン先交換不要なSupernoteは接触感覚も変わることがないので、常に一定の状態で書き続けることができます。

USB形状

Type Cへの変更により、持ち運ぶケーブルが少なくなります。それよりも、端子位置がそれぞれで異なります。私の作業環境ですが、充電器をディスプレイの下に置いていますので上側に端子があるのは好ましいです。コネクタが下の場合、下から上に向かってケーブルを這わせる必要があり、さらにケーブル長さが余分に必要になります。

電源関係

Supernoteはカバーの開閉によるオートスリープ機能があります。クアデルノの新モデルを使っていて、この機能は非常にありがたいです。クアデルノはタイマーによるスリープ機能は有しています。この機能により再度画面を開く場合、カバーを開けて電源ボタンを押す必要があります。タイマー時間を長くすればその分次に移る際の手順を減らすことができますが、いくらE-ink機器とは言え、その分電池を消耗することになります。まだ、若干慣れません。

この通り、ハードウェア面だけ見ても両者ともそれぞれに良い点があることが分かります。私も軽さを優先しつつ、細かい点でどちらとも言い難い状況となっています。それは新モデルになっていも変わりません。

5.気になる点

新モデルについて、どうしても1つだけ気になる点があります。

ペンのサイズです。長く書くには細いように思います。仕様が発表になったときに、充電不要のみに着目してサイズについては全く気にしていませんでした。

ノギスがない(買ってこないと)ので正確に測れませんが、大体以下の通りです。写真の通り、新のペンが他と比較して細いように見えます。

  • 旧:約9-10mm
  • Supernote:約9-10mm
  • 新:約7mm
上から、旧、新、Supernote

わずかな違いですが、この差は書きやすさに影響します。長い文章を書く際に少しストレスに感じました。握ったときの比較写真は以下の通りです。

 

旧 ボタンに指を置いた状態が比較的持ちやすく感じた。

新モデル用ペン

Supernoteペン(ボタンがないので、握りのみ)

思うに、本体重量がアップしたので、

  • 全モデルと重さを合わせるためにペンを軽くする必要があった。その結果、7gで作れるペンのサイズがこのサイズとなった。
  • ペンのサイズを大きくするとコストアップになるので、可能な限りコストを抑えたかった。

という点からこのような結果となったのではないかと思います。別売りのペンもありますので、そちらを購入しようと思います。これなら本体とペンを別売りにしていただいても良いのではと思ってしまいます。

 

6.最後に

次回はソフトウェア面について確認していこうと思います。

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