周辺機器 環境改善計画

USB-C Dock HYPERDRIVEとPowerExapandを比較した。

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自宅では、外付けモニター、キーボード、トラックボールを使っているため、PCは手元から離れた場所に置いています。どうしてもUSB機器の接続がしにくくなっています。最近のディスプレイには拡張用のUSBポートが設けられているなど、UBS機器の接続について配慮されています。USB-Cも1ポートあるため、PCと接続することで給電から画面表示まで可能となります。ディスプレイには側面にUSBポートがありますが、利便性としては十分ではないため、これまでUSBハブなどを購入しました。

以前検討したUSBハブの検討については以下の通りです。

VAIO SX14で使うUSB-Cハブ:4K@60HZを探してみた。 (thunderbird14000.com)

いくつか候補を選定して、以下の2つから選択することとしました。

  • HYPERDRIVE GEN2 18PORT USB-C HUB
  • ANKER PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock

結論からいうと、実は両方購入しました。というのも、仕様的にはANKERのもので十分だったのですが、選定している時点では国内未発売だったためです。輸入することも考えましたが、一部気になる点がありましたが、最低限の仕様を満足していることからHYPERDRIVEを購入しました。その後、PowerExapandを購入しました。

それぞれこんな感じです。

1.HYPERDRIVE GEN2 18PORT USB-C HUB


HyperDrive GEN2 18-in-1 USB-Cドッキングステーション/USB Type Cハブ MacBook、タイプCポートとタイプCデバイスのあるWindowsノートパソコン用

2.ANKER PowerExapnd 13-in-1 USB-C Dock


Anker PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock ドッキングステーション 85W出力 4K対応 HDMIポート 1Gbps イーサネットポート 3.5mm オーディオジャック USB-Aポート USB-Cポート microSD&SDカード スロット搭載

なぜ、このようなことになったか記載したいと思います。最大の問題はVAIOにあると思っています。1点だけ不満がありまして、Thunderbolt3に対応していないことがあります。これが、ドックの選定を難しくしている一番の理由です。Thunderbolt3に対応していればこのようなことで悩む必要はありませんでした。

といっても仕方がないので、出来ることからやってみました。

必要な要件としては以下の通りとなります。

  • ディスプレイ出力が4k60Hzに対応している
  • PCに給電可能

思っていたよりもありませんでした。が、使っているうちに、あるべき姿が分かってきました。結局のところ、USB-Cのみの対応が候補を限定していると思われます。GEN2であっても10Gbpsの帯域しかなく、Thunderbolt3の1/4となります。

簡単に比較してみました。

名称HYPERDRIVEPowerExpand
ディスプレイ出力HDMI 4K60Hz×2
DP  4K60Hz×1
RGB ×1
HDMI 4K60Hz×2
DP  4K60Hz×1
SDカードUHS-ⅡUHS-Ⅰ
USBポート(前面)USB-A 10Gbps×2
USB-A QC3.0×1(18W)
USB-C 10Gbps×1
USB-A 5Gbps×1
USB-C 10Gbps×1(PD18W)
USB-C 10Gbps×1
USBポート(裏面)USB-A 2.0×2USB-A 5Gbps×2
その他イヤホンジャック
Ethernetポート
光オーディオ他
DC入力(アダプタなし)
USB-C PD入力(100W)
イヤホンジャック
Ethernetポート
電源スイッチ(前面)
ACアダプタ付

HYPERDRIVEについては、使わないポートは多いものの1点を除いて申し分のない仕様となっています。PowerExapandを購入した理由もこれになります。それは背面のUSBポートが2.0であることです。なぜ、これを気にしているかといいますと、ScanSnapを使っているためです。有線で接続したいところですが、背面がUSB2.0のため、Wi-Fi接続としています。この場合、PC側がインターネットに接続できないため、Scan後にWi-Fiの接続を変更してオンラインのフォルダへ保存する必要あり、スムーズな使い方ができていません。前面にUSB3.0のポートがありますが、これに常時接続すると机の上にケーブルが這うことになり美しくありません。せっかくの前面ポートを1口塞いでしますのも使い勝手の面で不満が残ります。

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一方、PowerExpandは裏面にUSB3.0 のポートがあるため、常時ScanSnapを接続状態にしていても問題ありません。全体的な速度を見ますとHYPERDRIVEの方が上ですが、この点だけはいかんともしがたいです。

それ以外にも気になる点があります。大きなACアダプタが必要になること、本体が軽い(約370g)ことがあります。USB-Cの給電ポートが存在しないため、ACアダプタが必要になります。アダプタのサイズが大きいのでどこに置くか悩むこと、テーブルタップの口を1つ占有してしまうことが気になります。

本体の軽さも気になります。前面のポートにUSB機器を接続しようとすると、軽くて本体を押さえる必要があります。また、HDMIケーブルなどにも引っ張られて簡単に動いたりします。

一方、HYPERDRIVEに関しては、DC電源入力ポートもありますが、USB-Cにて100Wの給電が可能となっています。ディスプレイからUSB-Cにて給電が可能ですので、ACアダプタを使わずにDOCKへ電源を送ることができます。また、本体の重量も約589gとそこそこあるため、ちょっとしたことでは動くことはありません。実際の運用面ではHYPERDRIVEの方が使いやすいです。

さてここで、実際に動作速度など確認したいと思います。測定はCrystalDiskMarkを使って、マイクロSDカード、SSD(サムソンT5)について動作速度を確認しました。参考までに内蔵SSDの速度も併せて示します。

内蔵SSD

ちょっとよくわからない結果となりました。仕様上はHYPERDRIVEの方が上ですが、実際の測定結果はPowerExapndの方が良い結果となっています。ほかのソフトを使うとか、回数を増やして平均をとるなどして測定の精度を高める必要がありますが、N=1とはいえこれも一つの結果です。実際にはHYPERDRIVEの測定を行ったときには、PCの再起動も行うなどのことはしていますが、結果としては大差はありませんでした。

今回使用したマイクロSDカードはUHS-Ⅰ仕様のものです。UHS-Ⅰは最大90MB/sとなっていますので、HYPERDRIVEはほぼ仕様通りの速度となっていますが、PowerExapndは120MB/sとなっており、仕様上限を超えています。なぜでしょうか?SSDに関してもほぼ同様の結果で、HYPERDRIVE<PowerExapndとなっています。SSD(サムスンT5)の最大速度はメーカーHPより540MB/sとなっています。PowerExapndのUSB-C接続でこれ以上の数値が出ています。

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なぜ、HYPERDRIVEの方が全体的に数値が低くなるのか疑問が残りますが、どちらもほぼ同等の仕様と考えてよさそうです。さらにUHS-ⅡのSDカード/マイクロSDカードを使った場合、USB3.1Gne2の上限(10Gbps)に近いデータ転送読度をもったSSDなどを使った場合に違いが確認できるのかもしれません。

給電方法も異なります(HYPERDRIVE:USB PD:最大90W、PowerExpand:ACアダプタ:180W)のでこのあたりの影響の有無も気になります。

最終的にScanSnapの接続を考慮してPowerExpandを購入しましたので、こちらの方を使っていこうと思います。

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