0.はじめに
近頃、USB-Cの機器が増えてきました。機器を充電する際に、USB-A to C のケーブルを使っていました。それでも対応できていましたが、PD対応の機器も増えてきました。その都度、PD対応の充電器を取り出して、接続して、終わったら片づけてを繰り返すのが面倒になってきました。
そこで、USBの充電器を更新することを検討しました。
1.求めること
・USB-AとUSB-C PD対応のポートを有していること。 |
必要な機能としては、この1点のみで、この時点でPDの出力などその他の項目について特に希望はありませんでした。
ちなみにこれまで使っていたものは以下の通りです。
AnkerのPowerPort5 になります。仕様は以下の通りです。
製品の仕様 | |
サイズ: | 約102 × 75 × 28mm |
重さ: | 約205g |
入力: | AC100 - 240V - 1.7A 50 - 60Hz |
出力: | |
【QC対応ポート】 | 3.6-6.5V=3A / 6.5-9V=2A / 9-12V=1.5A |
【PowerIQ対応ポート】 | 5V=4.8A(各ポート最大2.4A) |
この時常時接続していたものとして、以下の3つの機器があります。5ポートのうち常に3つは埋まっていました。特に性能上問題はありませんでした。
・携帯電話(社用)
・モバイルディスプレイ
・HDMI-VGA変換器の電源
実はこの後、モバイルディスプレイの使用をやめたため、社用の携帯電話のみでよいことになりました。
3.期待されること
・PDの充電器を使うことなく、充電器ができること |
もともとPDの充電器を取り出したり片づけたりする手間を減らすために更新を考えていましたのでこれに尽きると思います。
ということで、購入したものは以下の通りです。
Anker PowerPort Atom III Slimになります。仕様は以下の通りです。
仕様 |
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サイズ:約89 × 86 × 18 mm |
重量:約142g※本体のみ |
入力:100 - 240V ~ 2A 50 - 60Hz |
出力 USB-Cポート:5V=2.4A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=2.25A USB-Aポート:5V=4A(各ポート最大2.4A) 合計最大出力:65W |
4.よかったこと
1.USB-Cの充電器の取り出しをする必要がなくなった。 2.パソコンの電源の供給が可能となった。 |
1.は期待通りです。思ったよりも2が良かったです。PDのみで45Wあります。最近のPCだと45Wの充電器がついているものもありますので、60Wあれば安心ですが、30Wよりは安心して使えると思います。
これによって、19V出力のACアダプタを使っているPCは、変換コネクタ(電源プラグ-USB-C)とUSB-Cのケーブルをこの充電器につないで使うことができます。
会社から支給されたパソコンとさらに開発用のパソコンを使っており、特に開発用PCを机に広げると何も置くことができません。ここにさらにパソコン用のAC
アダプタを置くとケーブルだらけになってしまいます。
机の上も最低限のものをを置いて作業できますので、机の上が煩雑になることはほとんどなくなりました。
5.よくなかったこと。
・USB-Aコネクタの向きが多くの機器と反対 |
それほど大きな問題ではありませんが、この点のみ気になりました。
多くの機器は右側のような向きになっています。ところがこの充電器は向きが反対になっています。
多くの機器はコネクタの顔を上にして接続しますが、顔が下になります。ただし、通常コネクタの向きを意識して接続することもないですし、充電の頻度もそこまで多くないので、間違えて向きを変えて再度接続しなおしても時間のロスは多くありません。それよりもそもそもの使いやすさなどのほうが重要と思います。
この充電器は、サイズも小さく、机の上で邪魔になることもありません。常時接続しているのが社用携帯のみでUSB-Aのポートも2か所開いています。
会社で使用する限り、このポート数でも特に問題ありません。今のところ、45Wで困っていることもありません。
将来、社用PCにUSB-C(DP/PD対応)が付いた場合は、ディスプレイに接続しようと思いますので、問題になることはないと思っています。
6.最後に
今回、USB充電器を更新しました。結果としては問題点を解決することができたと思います。不要な作業を減らすことで作業の効率化ができたと思います。
さらに、ものを減らすこともできましたので、良い買い物ができたと思います。
実は、自宅にも同じものを買って使っています。